こちらでは、早漏防止の一手段として行われる小帯切除について解説いたします。
包皮小帯という、いわゆる裏スジと言われる部分を切除する手術です。小帯部分は感覚が敏感な部位なので、そこを切除して感度を落とし、早漏を防止しようという発想に基づいて行われます。
ただし、早漏に関係する感覚は陰茎の局所的な部分であるという証拠はなくむしろ陰茎全体が関与していると考えられます。
ですので大きな手術は嫌だけれども部分的にでも感覚を落としてみたいと考えた場合には考慮してもよい治療と言えます。
仮性包茎があった場合に程度が強いと小帯のみを切除することでかえってむくみが長引くこともありますので手術に抵抗がなければ仮性包茎の手術を行うと同時に小帯も切除してしまう方が見た目としてはよい状態になることもあります。
亀頭近くの皮膚を一部落とすことによって感覚を部分的に低下させることは理に適っていますが、必ずしもその感覚の低下が早漏防止につながるとは限らない可能性があります。
また、人の感覚の回復力というものがあり、術後間もないころよりは感覚が回復する可能性もあります。
そのほか、浮腫みが長引く可能性、術後に血腫(血液のたまり)ができるリスクなどはゼロではありません。
麻酔は下記のような方法から選ぶことができます。
小帯切除術の場合、基本麻酔で手術は可能です。
緊張を取って手術を受けたい方、できるだけ痛みを感じたくない方は点滴無痛麻酔を検討されるとよいと思います。
治療後 | 簡単に包帯を巻きます |
通院 | 通院の必要はありません |
抜糸 | 抜糸はありません |
性行為 | 1ヶ月目より可能です(個人差あり) |
シャワー | 翌日より可能です(患部を濡らさない) |
3日目より可能です(患部を濡らしても大丈夫) | |
入浴 | 1週間後より可能です |
激しい運動 | 1週間後より可能です |
アルコール | 1週間後より可能です |