陰茎増大手術

こちらでは、陰茎増大手術を持続型ヒアルロン酸「サブQ」注入法とマイクロコンデンスリッチファット注入法に分けて解説いたします。

MCRFによる陰茎増大術 症例紹介
(マイクロコンデンスリッチファット)

治療前

ペニスが細い状態
男性の性器の画像です。陰茎の細さが気になられてのご来院です。

陰茎増大術直後

陰茎増大術:MCRF
(マイクロコンデンスリッチファット)
陰茎にMCRF(マイクロコンデンスリッチファット)を注入して、陰茎を増大した術後の画像です。

陰茎増大:MCRF注入
(マイクロコンデンスリッチファット)

陰茎増大手術とは

特に定着率のよいMCRFはおすすめです。

陰茎は思春期以降、自然に太くなることはありません。
飲み薬や塗る薬、器具なども太さに寄与することはなく無意味と言えます。
そのため実際に太くするには何かしらの注入によるボリュームの増量が必要となります。

陰茎全体に専用の注入剤(パーフォームや持続性ヒアルロン酸、アクアミドなど)を注射したり脂肪を定着率が良い状態に加工したMCRF(マイクロコンデンスリッチファット)を注入したりします。
効果として細い陰茎という見た目のコンプレックスが解消されることやパートナーに与える刺激が増大するということがあげられます。

陰茎増大手術の治療方法について

陰茎増大手術:マクロレーン(旧サブQ)

陰茎増大に使用する持続型ヒアルロン酸のマクロレーン(旧サブQ)の画像です。

持続型ヒアルロン酸:
マクロレーン(サブQ)

陰茎に持続型ヒアルロン酸のサブQを注入するという方法です。サブQは吸収されにくいと言われています。
注入以外の行程が無いので手術時間も短く、ダウンタイムも少ないのが特徴です。
効果が持続しやすいヒアルロン酸ではありますが、そうはいっても永続的ではないため数か月から2年くらいで追加注入を希望されることもあります。
もし、形が気に入らない場合にはヒアルロン酸分解注射で溶かすことができます。

陰茎増大手術:パーフォーム

陰茎増大に使用するパーフォムの画像です。

パーフォーム

陰茎にパーフォームを注入するという方法です。パーフォームはバイオアルカミドともいわれ注入するインプラントとして多種多様な治療に使われています。
注入以外の行程が無いので手術時間も短く、ダウンタイムも少ないのが特徴です。
持続時間が5年以上と非常に長い間の効果が期待できます。
その反面、ヒアルロン酸とは違いもしも元に戻したいときに分解することが出来ないという事実があります。
陰茎増大術の場合は通常は持続型ヒアルロン酸でほぼ同等の効果を出すことができますので特別な理由がなければ持続型ヒアルロン酸を試みることをご提案しております。

陰茎増大手術:脂肪注入法(MCRF)

手術風景

注入による陰茎増大の方法として注入製材ではなく、
ご自身の脂肪を採取、注入する方法になります。
脂肪注入は生着した場合には永続的な効果を望めます。しかしながら、一度の注入で満足いかないこともあります。
その理由は、脂肪の生着率の問題があります。
脂肪の生着率は個人差が大きく、その生着率を安定化させるために世界で研究されています。
生着率をあげる手段として当院ではMCRF(マイクロコンデンスリッチファット)という方法を採用しております。
通常の脂肪注入に比べると脂肪の生着率は高くなりましたが、それでも個人差があることも事実です。

マイクロコンデンスリッチファット(MCRF)とは?
CRF(コンデンスリッチファット)のロゴです。

太ももや腹部から採取した脂肪を遠心分離にかけ、脂肪壊死やしこり、石灰化の原因となる死活・老化細胞や細胞破片などの不純物を除去します。
この不純物が取り除かれ濃縮(コンデンス)された脂肪のことをコンデンリッチファット(CRF)といいます。

通常、40%程度といわれた脂肪注入時の生着率を90%以上と飛躍的に上げる方法です。
と言われていますが、当院での評価では実際には50%弱~70%程度かと思います。

千葉県では当クリニックのみ認可・採用されているようです。
千葉県の認可クリニック一覧

陰茎増大術の麻酔について

麻酔は下記から選ぶことができます。
マクロレーン(サブQ)やパーフォームの場合は基本麻酔または基本麻酔+マスク笑気麻酔がお勧めです。
MCRF(マイクロコンデンスリッチファット)の場合は点滴無痛麻酔がお勧めです。

  • 基本麻酔(局所麻酔+ブロック麻酔)
    • 陰茎の根元にブロック麻酔を行い、痛みを感じ無くした後に切開部分に局所麻酔を行います。ブロック麻酔を行う時に多少の痛みがあります。
  • 基本麻酔+マスク笑気麻酔
    • 基本麻酔を行う時の痛みを抑えるために、鼻マスクから笑気ガスを吸っていただきます。ボーっとしますが、意識はあります。
  • 点滴無痛麻酔(基本麻酔+静脈麻酔)
    • 基本麻酔時の痛みを完全に取り去るために、点滴からリラックスするお薬を入れます。ウトウトした状態で麻酔を行いますので、痛みはありません。

手術後の一般的な見通し

治療後 包帯を巻きます
通院 通院の必要はありません
抜糸 抜糸はありません
性行為 1ヶ月より可能です(個人差あり)
シャワー 翌日より可能です(患部を濡らさない)
3日目より可能です(患部を濡らしても大丈夫)
入浴 1週間後より可能です
激しい運動 2週間後より可能です
アルコール 1週間後より可能です

陰茎増大術の留意点(あり得る経過・副作用・合併症・リスク)について

陰茎の形について

陰茎増大術は陰茎体の太さを出す治療になりますが、包皮の余りが強い場合、包皮の余りの部分にボリュームがつくと形が悪くなることがあります。

包皮の余りが強い場合には陰茎体から根部を中心に注入を行うことになります。

それでも包皮の余り自体は改善することはないので見た目としてスッキリ見せたければ包茎手術を行った上で検討すると見栄えが良いです。

凹凸感・しこり

ヒアルロン酸注入にしろ脂肪注入にしろ注入自体はペニスが均一に大きくなるように細かく注入します。しかしながら、治療後の経過でむくみや腫れが多少なりとも出ますが、どこかに皮膚の折れ目などができることがあり、浮腫みがひいた後もやがてもこもこした形が弱冠残ってしまうことがあります。

この現象は脂肪注入よりもヒアルロン酸の方が出やすい印象があります。

もこもこした感じが男っぽいと感じる方もいます。

ヒアルロン酸注入の場合にはどうしても気になれば、部分的にヒアルロン酸分解注射で補正することもできます。

またもこもこした感じをしこりとして触れることもあります。

血腫

陰茎増大術は針を使用して細かく注入していく手技になりますので内出血を起こすことがあります。その程度が大きい場合には血液の溜まり(血腫)ができてしまう可能性がゼロではありません。

例えば包茎手術や屈曲ペニス修正術のように切開をする手術ではないため大きな血腫ができることは考えにくいですが、部分的にできることはあり得ます。

よほど強い血腫でなければ経過とともに自然に吸収されていくのを待つことになります。

感染

脂肪注入でもヒアルロン酸注入でも細菌感染を起こす可能性がありえます。

その場合には抗生剤の投与の継続など必要になることが予想されます。

症状が強い場合には排膿処置などが必要となると予想されます。

(当院では陰茎増大術で感染が起きたことはありませんが、女性器の膣縮小目的に行ったヒアルロン酸注入で感染が起きた経験があります。局所麻酔で排膿処置を行い、軽快しました。)

アレルギー反応

ヒアルロン酸をはじめとした注入製材を注入した場合にアレルギーを起こす可能性がゼロではありません。もし起きた場合には赤く腫れることが予想されます。

ヒアルロン酸であればヒアルロン酸分解注射を行えば落ち着くと思われます。

また、脂肪注入はご自身の脂肪のためアレエルギー反応は起こりません。