こちらでは包茎手術の相場や注意点について、特に、保険診療と自由診療の違いなどについて解説いたします。
包茎というのはあくまでも男性性器の状態を表す言葉で、病気ではありません。
なので、重要なことは「包茎の状態であることがいや」かどうかになります。
特に気になっていない方は、そのままでも構いません。
ただ、しっかり包皮を剥いて洗う習慣だけはつけましょう。
お風呂に入った時、しっかり剥いて、しっかり洗いましょう。
そして、こっから先はもう見る必要はないと思います。
では、「包茎であることがいや」な方はどうしたらよいのでしょうか?
ご自身でできることがあります。
上記に書いてある「毎日しっかり剥いて洗う」を必ず行います。
しっかり剥くという行為がマッサージ効果となって、包皮が柔らかくなり
剥き癖がつきやすくなります。
最初は違和感が大きいと思いますが、次第に慣れてくるので常に亀頭が露出している状態を保ちましょう。
では、「剥けていても皮が余っていて見た目がカッコ悪い」という方は?
この場合は、手術によって切除する以外に方法はありません。
専門のクリニックに相談しましょう。
あとは、いわゆる真性包茎の方。
射精が出来て、膣への挿入が可能ならば機能的には問題ありません。
剥いて洗うことができないので、まれに癒着している方もいますが、
丁寧に洗えば、清潔は保てます。
しかし、仮性包茎の方と違い、剥くことができないので、清潔に保つのは難しいといえます。
そうすると、考えられる影響としては
・包皮や亀頭が細菌感染による炎症を起こしやすい
・パートナーに細菌感染を起こしやすい
があげれれます。
性行為時にコンドームは避妊目的以外に、感染防止という意味で必ず使いましょう。
仮性包茎の方も、行為の前には必ず洗うようにしましょう。
真性包茎の方で、痛みが強いなどの理由で挿入ができない方
この場合は、機能的に問題があるということで健康保険の適応になります。
この場合、機能の回復が優先されるため見た目が良くない仕上がりなることがあります。
見栄えの良さのために、自由診療のクリニックを訪れる方もたくさんいらっしゃいます。
詳しくは、このページのもう少し下をご覧ください。
包茎手術の自由診療を行っているクリニックはたくさんあります。
どれを選んだらよいか?
は なかなか難しいですが、
これはダメ!!
はある程度ハッキリしているのでお伝えしますのでクリニック選びの参考にしてください。
保険診療とは、国民健康保険で行える治療のことです。真性包茎や嵌頓包茎の場合、包茎の診断がつくと保険治療の対象になり、全費用の3割負担で手術を受けることができます。
手術の方法は2種類で「背面切開術」または「環状切開術」になります。
保険点数は背面切開術は740点、環状切開術は2040点です。(平成26年診療報酬点数表より)
背面切開術は陰茎の未熟な児童には適した方法ですが、陰茎が成熟した成人には適しておらず、瘢痕や狭窄を起こすことがあります。
通常は環状切開術で行われるはずですが、この方法はいわゆるツートンカラーになることの多い方法です。
保険治療は機能的な改善=皮が剥ける=治療目的なので、見栄えは関係ありません。
仕方がないことでしょう。
上記費用にプラスして、初診料、再診料、処方代などなどで、約30,000円程度の自己負担金になると思われます。
皮を剥くのだけが目的の方であれば問題ないと思います。
大事な部分だから剥けてるだけじゃなくて カッコ良く剥けていたい!!
傷痕ができるだけ目立たないように手術をして欲しい!!
見た目にこだわりたい!!
という場合は男性専門の美容外科クリニックをおすすめします。
見た目はもちろん、各患者様のご希望に合わせて様々な方法をご案内できます。
術式も、傷が目立たなくて自然な仕上がりの亀頭直下法が選べます。
縫合方法も様々な選択肢があり、溶ける糸を使ったり、美容的に精密に縫ったり、
包茎手術と同時に亀頭を増大したり、屈曲を修正したり、
様々なことが可能です。
大事な部分だからこだわりたい!!という方は自由診療をおすすめします。