こちらでは、亀頭や陰茎にできるブツブツの典型的な症状についてお伝えいたします。
亀頭や陰茎部分の「ぶつぶつ」を気にされている方はたくさんいらっしゃいます。
若いときに気づいた時からずっとあるものは大抵、生理的に存在するものです。
生理的に存在するぶつぶつは見た目の問題であり、かならずしも治療をする必要はありません。
明らかに最近ぶつぶつが増えてきたなどの症状がある場合には性感染症(主に尖圭コンジローマ)によるものの可能性を考える必要があります。
病気ではない生理的なぶつぶつは主に三つあります。
真珠様陰茎小丘疹、包皮腺(タイソン腺)、フォアダイスと言われるものです。
一方、疾患として最も多いのが尖圭コンジローマです。
尖圭コンジローマはウィルスによるものなので積極的に治療する必要があります。
これらのぶつぶつは取らなくても特に問題はありませんが、見た目として気になる場合には取ることが可能です。
また、女性などから見られたときに気になるという理由で取る方もいます。
治療方法は電気蒸散または炭酸ガスレーザーで行うことが一般的です。
尖圭コンジローマは、ウィルスの感染によって引き起こされる性感染症です。亀頭、陰茎、肛門などにブツブツできてしまいます。
ほおっておくとどんどん範囲が広がっていくので早急な治療が必要です。
また、性感染症なのでパートナーへの感染もよくあるため注意が必要です。
治療方法は塗り薬または外科的処置になります。
塗り薬はべセルナクリームというクリームを塗りますが、反応が良くない場合には外科的処置を検討する必要があります。
外科的処置は電気蒸散または炭酸ガスレーザーによる治療を行います。
一度の外科的処置でも改善しないこともしばしばあり、再発に対してその都度処置をしていくことになります。
亀頭や陰茎のぶつぶつはあってもなんら普通のことですが、それらの存在は非常に個人差があり、全くない方もたくさんいらっしゃいます。