こちらでは、屈曲ペニス(湾曲ペニス・陰茎湾曲症)の修正手術についてお伝えします。
屈曲ペニス修正術は独特な手術であるため限られた医療機関でしか行われておりません。
また手術中に修正具合を確認できる当院の独自の方法(NS paraerection法)についても触れています。
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○屈曲ペニス修正手術の症例紹介
○屈曲ペニスについて(なぜ曲がる?自然に治る?)
○屈曲ペニス修正手術の詳細
-----傷跡について
曲りをまっすぐするのみならず上反り(うわぞり)にすることや根元からの角度を上げることも可能です。
コンプレックスであった下向きペニスを自然にまっすぐに修正した例です。
結婚して子供もいるので特に不自由はしていませんでしたが、治せるってことを知らなかったとのことです。真っすぐになったことに感動していただきました。
曲がっている方向の白膜を切開してその部位に組織移植をして海綿体白膜を伸ばすことで陰茎をまっすぐにします。
海綿体白膜切開短縮による方法の逆側の処置を行うことによって伸ばそうという発想です。
手術中に出てくる陰茎包皮の一部を加工して移植することもあれば別部位からの筋膜移植を行うこともあります。
屈曲陰茎(湾曲ペニス)は下方への屈曲していることが多いため、陰茎海綿体と尿道海綿体を分離させることが必要になるため、手術の侵襲は海綿体白膜切開短縮にくらべて大きなものになります。
欠点は矯正具合の微調整が難しいという点です。
部分的に海綿体白膜切開短縮を併用することもありますが、日帰り手術では困難な場合が多いため一般的な方法ではありません。
一方向の屈曲を治すのには数カ所の白膜処置を行うことが多くあります。
屈曲陰茎の修正を行う際に、アプローチ=どこを切開して短縮縫合を行うのかにより方法が大きく二つに分かれます。
一つは、修正箇所の部分の皮膚を切開してい白膜に到達する方法です。
もう一つは亀頭直下の皮膚を切開して海綿体白膜を露出して行う方法です。
前者の修正箇所の皮膚からアプローチをする方法は大きく剥離する必要がなく、体への侵襲は少ないのですが、修正箇所ごとに傷がつくことになります。
傷は長期的に見ればそれほど気にならなくなりますが、それよりももっと大きなデメリットは皮膚から修正した箇所の白膜につながる硬い癒着(ゆちゃく)ができることです。
これは平常時にはさほど気になりませんが、勃起時に白膜と皮膚のずれがその部分だけ起こらずにツッパリ感がでてしまうことがあります。
以前に屈曲修正術をお受けになられた方がこのように皮膚のずれが気になるといってご相談にこられることもあります。
「NS paraerection」法で実際の勃起状態を再現して曲りの位置をしっかり特定します。
「NS paraerection」法で治療を行わない場合、術前の画像をもとに、推測で手術をすることになります。この方法の導入により格段に屈曲修正の精度が上がりました。
頂点部分で白膜修正を行うことによって曲りを修正します。
また、修正した後も「NS paraerection」法により勃起状態を再現して修正されているかを確認します。
一か所での修正が難しい場合は、二か所以上の縫合を行うこともあります。
修正箇所が増えても一方向の曲りであれば費用は変わりません。
手術を受けるにあたって大きな心配事の一つが傷跡です。
「包茎手術などを受けるとツートンカラーになってしまい、誰がみてもすぐにわかると聞いた(ネットに書いてあった)」
というお問い合わせが毎日多くあります。
下の画像は当院手術方法での手術後6ヶ月後の一例です。まず普通はわからないと思います。
症例によってはもう少し綺麗な方ももう少し傷跡が目立つ方もいると思いますが一例として画像を参考にされてください。
治療後 | しっかり包帯を巻きます 4日間は巻きっぱなしです 1週間後まで巻きます |
通院 | 3週間後に抜糸 |
抜糸 | 3週間後 |
性行為 | 3週間後より可能です(個人差あり) |
シャワー | 翌日より可能です(患部を濡らさない) |
4日目より可能です(患部を濡らしても大丈夫) | |
入浴 | 1週間後より可能です |
激しい運動 | 2週間後より可能です |
アルコール | 1週間後より可能です |